陣痛が弱い・・・妊婦さんでできる微弱陣痛の予防方法

カテゴリ:妊娠に影響するもの

記事の種類:妊娠の管理

微弱陣痛とは?

陣痛の持続時間が短く間隔が長いために分娩がなかなか進まない状態を微弱陣痛と呼びます。その場合、陣痛促進剤の投与や緊急帝王切開が必要となる場合もあり、母子ともに分娩時のリスクが高まります

しかし微弱陣痛は陣痛周期や持続時間から判断されるため、なるかどうかは実際に分娩が始まらないと分からないのです。

そのため、分娩が始まってから陣痛促進剤の投与が検討され、妊婦さんにその同意が求められる形になります。陣痛促進剤の投与には逆に過強陣痛を引き起こし、子宮胎盤循環障害や臍帯圧迫につながるリスクもあるため同意が必須なのです。

もし母児の状態や他の合併症などから陣痛促進剤の投与による分娩が難しいと判断された場合は、緊急帝王切開の選択となりますが、破水後は母児の感染症のリスクがあるため、抗生物質の投与が行われます。

主な原因は?

分娩開始時から微弱陣痛である場合を原発性、分娩開始時は普通であったが途中から微弱陣痛になる場合を続発性と分類します。

原発性の場合、主な原因となるのは子宮奇形や羊水過多、胎位異常など、子宮や胎児側の原因が挙げられますが、一方で妊婦さんの疲労や緊張など、体力や精神面も原因となる場合があります。

続発性の場合は、産道異常や巨大児、膀胱・直腸の状態、妊婦さんの疲労などが挙げられます。特に分娩が長時間に及ぶと母体の体力はどんどん失われていき悪循環になってきます。

もちろん子宮の状態や胎児側の要因など妊婦さん自身では対策のしようがない要因もありますが、体力や面精神面に関しては日々の生活を見直し、改善することでできるだけの対策は可能です。

精神面や体力面に最も影響を与えるのは食事や睡眠といった基本的な事柄です。
つまり、バランスのいい食事をしっかりと摂り、良い睡眠を得る事が微弱陣痛のリスクを軽減させることに繋がります。

良い食事とは?

妊婦さんは自身だけではなくお腹の胎児にも栄養を供給する必要があるため、しかしりとした食事を摂ることは基本ですが、栄養のバランスも大切です。
もしあまり食欲が沸かないという場合でも、最低でも糖分をしっかりと摂る必要があります。糖分を含む飲み物を摂取することで血中のグルコースが補給され、疲労回復効果が得られるためです。

注意肥満気味の方や糖尿病の方は糖分の摂取を控える必要があります。食事に関しては人によって適切なメニューや量が異なるため、妊婦健康診査を受診した際に相談することをお勧めいたします。

良い睡眠とは?

仕事のストレスなどと同様に、人によっては出産や産後に対する不安から睡眠障害を発症する場合があります。睡眠不足が数日続くと情緒不安定になったりうつ気味になったりなど、睡眠障害がさらに精神面に影響を与える可能性もあります。
十分で良質な睡眠を得るには、規則正しい生活やリラックスした生活を送るよう心掛ける必要があります。そのためにはもちろん家族の協力も必要になります。

また、なかなか寝付けない場合などは、睡眠前のハーブティが効果的です。
もちろん妊婦さんにとってカフェインの摂取は禁忌であるため、ルイボスティなどカフェインの含まれないお茶を選ぶ必要があります。

ルイボスティとは?

ルイボスティーはポリフェノールが極めて豊富で、原産地の南アフリカでは「奇跡のお茶」と呼ばれているくらいです。
以下のベルタのルイボスティーは特に、ルイボスにバラの花びらローズヒップ黒大豆など和洋11種類の健康や美容素材をバランスよくブレンドして、飲み飽きない、おいしいお茶となっています。
また、オーガニック認証を受けており、もちろんノンカフェイン・無添加であるため、妊娠中から産後のリラックスタイムにおすすめです。
妊婦さんが安心して飲めるお茶ですので、少し寝つきが悪い場合などには試してみる事をお勧めいたします。
※初回は500円送料無料で購入できます。

膀胱・直腸の充満

また、膀胱や直腸が充満した状態も、胎児の娩出に影響を与え微弱陣痛を引き起こすことがあるため、常に尿や便をため過ぎないことも大切になってきます。
定期的な排泄のためには温浴などで体を温める事も効果的です。また利尿を促す意味でもノンカフェインのお茶は効果的でしょう。

まとめ

まとめると、妊婦さん側で行える微弱陣痛の予防策としては規則正しい食事や睡眠という事になります。そのためには、常にリラックスして穏やかな生活を送る事、睡眠時間や睡眠の質を特に重視する事になります。

以上、妊婦さんでできる微弱陣痛の予防方法でした。

公開日時:2019年08月05日 18:39:25
最終更新日時:2022年03月05日 19:11:52

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