ベルタのマザークリームの成分と効果とは?
カテゴリ:妊娠中の気になる事
記事の種類:妊娠線
妊娠線とは?
妊婦のお腹は妊娠周期に比例して大きくなります。
しかし、お腹の表皮が伸びていくのに対して、表皮の内側にある真皮(しんぴ)や皮下脂肪は伸びにくいのです。
このため、真皮の弾性線維に亀裂が発生する事で妊娠線(肉割れ)が生じます。
真皮は約2mm程度の層で、主にコラーゲンの線維タンパク質で構成されています。
また真皮は表皮を支え、形や弾力を保つ働きをします。
その真皮に亀裂が生じた場合、見た目だけではなく、それらの働きも阻害される恐れがあります。
妊娠線が消えない理由
妊娠線は初期の段階では赤紫色をしており、通常は縦に亀裂が生じます。
一回できた妊娠線は時間の経過とともに目立ちにくくはなりますが、完全に消えることはありません。
例えば転んでできた傷は、表皮部分のみの損傷で真皮にまで達していなければ、表皮は再生するため、放っておけば自然に治ります。
しかし真皮にまで傷が達していると真皮は自然には再生しないため、治すのは非常に困難です。
妊娠線にも同じ事が言え、これが真皮や皮下脂肪の亀裂(傷)である妊娠線が消えない理由です。
真皮は乾燥に弱く、一度死んだら復活しない
また、真皮にとって乾燥は大敵であり、真皮の亀裂を防ぐためには、保湿が欠かせません。
妊娠線ができる時期は限られているので、その期間さえ丁寧に保湿に努めれば、妊娠線ができる確率や程度を圧倒的に低減することができます。
これを行うかどうかの影響は非常に大きいのです。
妊娠線ができる時期
妊娠線は一般的に急激にお腹が大きくなり始める、妊娠4~6ヶ月くらいからでき始めます。
なお、体質によってできやすい人、あまりできない人、全くできない人もいます。
大体80%くらいの妊婦に妊娠線が生じます。
特に皮下脂肪の厚い人や、経産婦、多胎妊娠の方ができやすいと言われています。
しかし実際にどの時期に妊娠線ができるか、あるいはどの程度かについては予め予測する事は困難であるため、できるだけ早めの予防措置が大切なのです。
妊娠線の予防方法
体重を増やさないようにする事である程度は抑止することができますが、完全に防止することはできません。
効果的に予防するためにはベルタなどの妊娠線クリームを使用します。
ベルタのマザークリーム
ベルタのマザークリーム(妊娠線クリーム)にはシラノール誘導体(ヒドロキシプロリシランCN)というアルコールの一種が配合されています。
シラノール誘導体は体に吸収されるとケイ素に変化し、ケイ素の働きを助けます。
またケイ素は真皮の主要成分であるコラーゲンの元素です。
そのため、シラノール誘導体はコラーゲンを強くし、弾性を向上させ、真皮が肉割れしにくい状態にする効果があります。
また保湿効果もあるため、コラーゲン強化と乾燥防止の両面から、コラーゲンの弾性を保ち、強力に肉割れから保護してくれます。
ベルタ(BELTA)とは
ベルタは「ベルタ酵素」でも有名なブランドで、株式会社ビーボが販売しています。
成分
妊娠線クリームには、「シラノール誘導体」、「葉酸」、「美容成分3種類」、「アミノ酸ビタミン5種類」を配合しています。
シラノール誘導体
まず、シラノール誘導体は身体に吸収されるとケイ素に変わり、ケイ素は肌(真皮)の主成分である、肌の弾力性を担うコラーゲン線維の働きを助けます。
妊娠線は真皮やその下にある皮下脂肪に亀裂ができる事で発生します。再生能力のある表皮ではなく、自然再生能力を有さない真皮の亀裂であるために、妊娠線は治りにくい(自然には消えない)と言われる理由です。
また真皮は乾燥に弱く、乾燥状態が続くとすぐに死んでしまいます。
従って妊娠線対策としては、いかにコラーゲン繊維を強化し、保湿するかにかかってきます。この内のコラーゲンを強化し、伸びきった肌をひきしめる役割を担うのが「シラノール誘導体」になります。
加えて後述する美容成分やビタミンが保湿や細胞の再生を促します。
葉酸
次に、葉酸は水溶性のビタミンB群の一種で、細胞の活性化を助け、肌の亀裂を埋める効果があります。
美容成分
美容成分については、具体的には以下の3つが含まれています。
成分 | 説明 |
---|---|
スーパーヒアルロン酸 | 通常のヒアルロン酸の2倍の保水力を持ち、肌の大敵である乾燥から肌を予防します。 |
プラセンタ | 細胞を生成するために欠かせない栄養成分であり、肌のターンオーバー(新陳代謝)を促します。 また細胞分裂をコントロールする働きも持っています。 |
コラーゲン | タンパク質の一種で、高い保水力を有し、皮膚の弾力性を維持、再構築します。 |
つまりこれらの美容成分は主に肌の状態を保ち、肌の再生を助ける効果があります。
アミノ酸ビタミンは以下の5種類が含まれています。
アミノ酸3種類
成分 | 説明 |
---|---|
アスパラギン酸 | アスパラガスから発見されたアミノ酸で、細胞の合成を助ける働きがあります。 |
アルギニン | 細胞増殖を促進させます。 |
グリシン | 保湿作用があります。 |
ビタミン2種類
成分 | 説明 |
---|---|
アスコルビルグルコシド | ビタミンCの誘導体で抗酸化機能があり、メラニン色素の生成を抑制します。 |
トコフェロール | ビタミンEの事であり、細胞膜や脂質の酸化を抑制します。 |
安全性は?
もちろんシラノール誘導体も含め、クリームの成分は人体には無害です。
※なお、多くの一般的なクリームもそうですが体質に合わない人や、適切に管理、使用しない場合には何らかの影響が出る可能性はあります。
においとベタつき感は?
香りは、ほのかなグレープフルーツの香りで、塗ってから数分後には、香りは殆どしなくなります。
また肌に染み込むタイプのクリームのため、塗った後のベタつき感もありません。
ベルタの妊娠線クリームは、妊婦さんのことをよく考えられて作られた商品である事が分かりますね。
さいごに
ベルタの妊娠線クリームは上述したように、単純な肌の保湿だけではなく、肌の弾力性の維持、細胞の再生等を促す成分も含まれており、多角的に妊娠線を防ぐ事を考えぬいた製品であると言えます。
妊娠期間、特に妊娠線ができやすい期間は限られているため、その期間さえきちんとケアして、予防に努めるだけで妊娠線を予防できるのですから、ケアは進んで行うことが推奨されます。
万が一妊娠線ができたら、後からそれを修復するのは予防するのに比べて遥かに大変ですから。
なお、妊娠線は胎児が大きく成長し始める妊娠4ヶ月(12週)頃からでき始めます。
妊娠12週は胎齢で言えば10週であり、つわりが無くなり始め、食欲が出て体重が急激に増え始める時期です。
また、赤ちゃんに酸素と栄養を供給するための胎盤がこの頃には完成し、母親は栄養素の多くを胎児に与え始める時期です。
それと同時にお腹が大きくなりお腹の皮が伸び始めます。
なお、目に見えて妊婦だと分かるようになるのは妊娠6ヶ月(20週)頃からです。
この頃には胎児の器官は全て完成し、ここからは各器官の成熟と体重増加が本格的に始まります。
そのため、少なくとも妊娠20週までには妊娠線予防は始めておく必要があります。
肌の保湿と弾力性を維持し、また、細胞の再構築を促すオールマイティなベルタの妊娠線クリームをおすすめします。
公開日時:2014年09月05日 22:56:31
最終更新日時:2022年03月06日 11:59:24